そろそろ本物のペルシャ絨毯はいかがですか。

ペルシャ絨毯

本来、ペルシャ絨毯と言えば、イランで織り子さんが数ヶ月〜数年を費やして手作りで織り上げた1点物の絨毯のことです。産地が中国や東南アジア等だったり、手織りではなくて機械織りだったり「まがい物」とまでは言いませんが、本来の手織りのペルシャ絨毯とは明らかにクオリティが違う製品が存在しているのも事実です。(本物と偽物ではどのような違いがあるのかは、ペルシャ絨毯は偽物に注意、本物と偽物はどこで区別するの?で少しお話しているのもしよかったら読んで見て下さい。)

とにかく本物のペルシャ絨毯に一度触れてみて下さい。

ペルシャ絨毯

「ペルシャ絨毯くらい触った事がある」とおっしゃる方、その絨毯は本当にイランで織り子が手作りで作った本物のペルシャ絨毯でしょうか。残念ながら、一般の量販店様の「ペルシャ絨毯」は本物では無い可能性があります。単なる「ペルシャ柄」の機械織りの量産品カーペットであることが多いのです。

もしかしたら、あなたは本物のペルシャ絨毯に一度も触れたことが無いかもしれません。

ペルシャ絨毯

ペルシャ絨毯

本物だと思っていたペルシャ絨毯は、実はパッと見が似ている量産品の可能性があります。最近の機械織りのペルシャ柄の絨毯はそれないにクオリティが良くなっているのは確かです。しかし本物の手織りペルシャ絨毯には遠く及びません。機械織り絨毯は、機械が織っている量産品ですから同じ物をいくつも作ります。オリジナルな紋様の変わった柄は存在しませんし、売りやすい無難な柄が中心となります。あまり細かい紋様も作れません。しかも裏から接着剤で止めていていますので引っ張ると抜けてしまいます。修理も出来ません。
対して、本場の手織りペルシャ絨毯は、糸を結んで織り込んでいるので丈夫ですし、修理をして何十年も使うことが出来ます。
織り子さんが数ヶ月〜数年を掛けて作り上げた手織り絨毯とどの程度違うものなのか、興味のある方は、本物のシルクやウールの手織りペルシャ絨毯の芸術品の様な完成度を見て頂くとことをお勧めします。

織り子さん

見たことが無いような素晴らしいペルシャ紋様と鮮やかな色合いに驚かされます。

本物の手織りペルシャ絨毯の専門店に行くと、機械織りの量産カーペットでは絶対に実現不可能な緻密でオリジナルな紋様のペルシャ絨毯が次から次へと出てきます。インテリアプラスのスタッフは定期的にペルシャ絨毯の専門店にお邪魔するのですが、いつも驚かされるのはこの紋様の素晴らしさとオリジナルの多様性のバリエーションの多さです。見た事がない様な素晴らしいペルシャ紋様の絨毯が出てきます。しかも手作りですから全て1点物です。今見た紋様のペルシャ絨毯はもう二度と目にすることは無いかもしれないのです。
そして、しなやかでウットリしそうな滑らかな触り心地は、量産品では決して得ることが出来ない質感です。シルク製の滑らかな感触、ウール製のやさしい肌触り。どちらも魅力的です。

本場の手織りペルシャ絨毯は、簡単に購入できる価格ではありません。普通に数十万〜数百万円程度します。
しかし、織り子さんが長い時間を掛けて丁寧に織り上げたその1枚が遠くイランから直輸入されてここにあるわけです。修理をしながら大切に扱えば何十年も使うことができます。親から子へ引き継いで使うことも出来ます。そう考えると、その価格にも意味があるような気もしてきます。ロマンすら感じてしまうペルシャ絨毯のお話でした。

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