ペルシャ絨毯という呼び名の由来、知ってますか?

ペルシャ絨毯

ペルシア絨毯という呼び名についてですが、イラン産の手織り絨毯のことを一般にペルシア絨毯と呼んでいます。
ペルシア絨毯が誕生した当時の国名がペルシア王朝だったということのようですが、現在の国名はイランになっています。平均1〜3年くらいの年月を掛けて機械に頼らず手で織るために、希少性や品質が高いということもありたとえイラン産の絨毯でも機械織りの絨毯の場合には、ペルシア絨毯とは呼ばないようになっています。

さらにイラン産以外にも中国やパキスタン・トルコといった国々でも手織り絨毯は作られていますが、イラン産の手織り絨毯のみにペルシア絨毯という呼び名が付けられており今やブランドのようになっています。しかも同じペルシア絨毯でも細い糸などで年月が掛かった絨毯程、値段もかなり高くなります。ただ、ペルシア絨毯の品質を見分けることは難しい面もあります。ただ単に細い糸で手織りされていると高価というわけでもなく、デザイン・染色・素材・織り方など総合的な判断が必要な面もあります。

手織りペルシャ絨毯の「手織り」とは?

ペルシャ絨毯の前によく付いている「手織り」という言葉、そのままの意味ですが、なぜわざわざ「手織り」と付けて区別しているのでしょうか?実はペルシャ絨毯には大きく分けて2種類あり、もうひとつの「機械織り」ペルシャ絨毯と区別するために付けているのです。機械織りにもランクがあり、大変目が細かく、品質の良い物と荒いものもあるようです。どちらにせよ機械織りの絨毯は裏面の加工にノリを使っている場合が多く、傷みに対するリペア/修繕や水洗いができませんので、結果として耐久性が短くなり愛着を持って何十年も使い続けることができません。
反面、手織りのペルシャ絨毯は人の手によって長い時間と手間を掛けて作られた芸術性の高い工芸品と言って良いでしょう。長年の使用で痛んでしまったり、薄汚れても修繕やクリーニング、水洗い等が可能です。まるで手に入れた時のようにキレイに蘇った手織りのペルシャ絨毯に、ますます愛着が湧くことでしょう。

ペルシャ絨毯についてもっと詳しく知りたい。

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