シルクとウール製のペルシャ絨毯の違いと使い分け
ペルシャ絨毯の素材の差は必ずしも価格とイコールしないことがあります。
ペルシャ絨毯の素材は大きく分けてシルクかウールが使われています。
それぞれ、特徴がありますが、なによりもまず価格が違うことです。もちろんシルク製の手織り絨毯が高価と言われていますが、あくまでも同等クラスの絨毯を比べた場合です。
同じ手織りのペルシャ絨毯でも一流の有名工房の作品と三流のコピー作品では素材以前に絨毯としての価値が全然違います。絨毯選びの際に素材は重要なスペックのひとつですが、ペルシャ絨毯としての本質的な資質を見極めることも重要です。大変難しい事ですが。
ペルシャ絨毯の素材によってどのような特徴があるのでしょうか?
シルクとウールでは肌触りや耐久性に特徴があるため、使用する場所によってはシルクにするかウールにするかを決めた方がよい場合があります。
まずシルクはウールよりも繊細でデリケートであるため、人がよく出入りする場所などは避けた方が良いでしょう。
摩擦によってダメージが蓄積されていくため、敷くなら来客室、書斎、個室といった一日のうちに人がそう何度も出入りしない場所の方が最適です。
人が多く出入りするリビングやダイニングにはウール製のペルシャ絨毯の方が良いでしょう。
もちろんウール製のペルシャ絨毯も摩擦でダメージが蓄積されるため、長く使いたいのであれば摩擦の少ない場所の方が良いです。
リビングの中心には別の絨毯を敷き、テレビ周りなどにペルシャ絨毯を敷くというのもひとつの案です。
シルクもウールもそうですがペルシャ絨毯は日光に当たり続けると変色してしまうため、日光が当たらない部屋や場所に敷くようにしましょう。
シルクとウールを両方使ったペルシャ絨毯もあります。
ペルシャ絨毯を購入する前に、摩擦を考慮して敷く場所を考えておきましょう。
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