ペルシャ絨毯の長寿命を支える品質の秘密

ペルシャ絨毯

手織りのペルシャ絨毯は全て一点物。世界にただひとつの逸品揃いです。ペルシャ絨毯の美しさについてはいまさら言うまでもないのですが、その品質の良さはどこから来ているのかもう少しご説明したいと思います。

普通の絨毯の耐用年数が5年〜10年に大して、手織りのペルシャ絨毯の場合は80年〜100年といった相当長い耐用年数を持っていると言われています。粗雑に扱ったり、メンテナンスを全くしなければこの年数は難しいでしょう。末永く使って行くために大切にお手入れや修繕をすることが前提となります。普通の量産品の絨毯は修繕やお手入れそのものが出来ませんので無理なのはご理解いただけるかと思います。

ペルシャ絨毯を長寿命を支える素材

ペルシャ絨毯の素材となる糸については、ペルシア羊という弾力性のあるウールや上質で丈夫なシルクが用いられています。しかも細やかな手織りということもあって、何度踏んでも毛切れしたり毛が寝てしまうということがないのです。また、触媒という伝統的な独特の技術でしっかりと染め上げられているので、踏めば踏むほど色艶が増していくといった傾向にあります。
また、一見してくすんだように見える場合でも手織りのペルシャ絨毯であれば水洗いが可能ですので、専門業者に頼めば購入当時の色鮮やかな色彩が蘇ります。これは本当に驚くほどキレイに蘇ります。

その点一般の絨毯の場合には、購入時には鮮やかな色であっても数年後にはみすぼらしい色に色あせているという状態になり易いと言えます。普通の絨毯の場合水洗い等のメンテナンスが出来ないこともあり、そのまま諦めることになります。
ただし、たとえ手織りのペルシア絨毯であっても直射日光や西日の当り易い場所にさらし続けるとか悪い環境で使い続けると修繕できないほど痛んでしまい、本来の寿命の前にダメになってしまうこともあります。

世界でただひとつの手織りのペルシャ絨毯。その価値を良くご理解の上、手に入れてほしいものです。

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